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しばらく連絡を取っていない相手にメールを送るとき、冒頭に「ご無沙汰しております」と書くか、「お久しぶりです」と書くかで迷った経験がある人は多いのではないでしょうか。
ビジネスシーンでは、適切な言葉を選ぶことがとても大切です。
今回は「ご無沙汰しております」という言葉をメールで使うときの注意点、「お久しぶりです」との違いなどについて紹介していきます。
「ご無沙汰しております」をメールで使うときの注意点
誰に対しても使える便利な言葉ですが、使い方にはいくつかの注意点があります。相手に対して失礼にならないように、ポイントを押さえましょう。
目安は3カ月以上相手に会っていないとき
「ご無沙汰しております」は、長い間連絡をしていない相手に対して使う言葉です。
3カ月程度ぶりの連絡であれば「ご無沙汰しております」だけでも構いませんが、それ以上の期間が空いている場合は「大変ご無沙汰しております」「長い間ご無沙汰しております」などと言葉を足すと、気持ちが伝わりやすくなります。
3カ月より短い期間で使いたいとき
自分にとっては久しぶりの連絡であっても、1週間前に会った相手から「ご無沙汰しております」と挨拶されると「前回会ったことを覚えていないのか」と思われてしまう可能性があります。
丁寧な挨拶だからといって短い期間で使うと、相手に不愉快な思いをさせてしまうことがあると覚えておきましょう。
「お久しぶりです」との違いとは?
「ご無沙汰しております」と「お久しぶりです」は意味や使い方が近い言葉です。
しかし、この2つには明確な違いがあるため、どんな相手に対しても「お久しぶりです」を使えるわけではないのです。
「お久しぶりです」が丁寧語なのに対し、「ご無沙汰しております」が謙譲語です。
ビジネスにおいてメールを送るときは、何か用件があるときですので、できるだけ相手に丁重に挨拶したい場面です。
「ご無沙汰しております」は「お久しぶりです」よりも丁寧で、申し訳ないというニュアンスを含んでいますので、ビジネスメールでは「ご無沙汰しております」を選んでおけば間違いがないでしょう。
「お久しぶりです」が使える場面とは
「お久しぶりです」という言葉を使いたいのであれば、仲の良い先輩や同僚、後輩にとどめる方が無難です。親しい間柄の人に対して「ご無沙汰しております」を使うと、素っ気ない印象を与え、相手に距離を感じさせてしまうかもしれないため、あえて「お久しぶりです」を使う場合もあります。
もちろん、親しい間柄であっても「ご無沙汰しております」と使うことに問題はありません。親しみを伝えたいのであれば「ご無沙汰しています」と丁寧語にするとよいでしょう。
まとめ
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「ご無沙汰しております」と「お久しぶりです」の違いについて、意外と簡単に覚えられると思います。
正しく使い分けて、ビジネスシーンでうまく活用してみてください。
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